ソフトバンクのD・J・ホールトン投手(29)が「胴上げ投手」と「MVP」をかけ、16日の中日戦(金沢)に先発する。交流戦優勝マジック2で迎える一戦。前回登板(8日阪神戦)で初完投勝利を飾った右腕が、きっぱりと言い切った。

 ホールトン

 チームが勝つことがすべて。まずは勝つことに集中する。完投?

 チャンスがあれば。できるに越したことはない。

 自身は交流戦に入り、4試合登板で無傷の3勝。交流戦期間中の防御率は1・61と絶大の安定感を誇る。交流戦勝ち星も、ヤクルト館山の4勝に次ぐ。中日戦で勝てば、一気にMVP筆頭候補に名前が挙がってくるのは間違いない。「MVP?

 杉内とホセ(オーティズ)がいるじゃないか。多村も調子いいしね」とホールトン。本人は初タイトルにも色気すら見せないが、淡々とした口調には竜倒の自信がにじんでいた。

 胴上げ投手に最低条件となる2試合連続完投となれば、ホークスの優秀助っ人として、また1つ名を残すことになる。球団が福岡に移転した89年以降、2戦連続完投した外国人投手はいない。ここまでのシーズンで2・06を誇る防御率は、「赤鬼」の異名をとったジョー・スタンカ(南海)が64年に記録した外国人最高記録2・40をも上回っており、決して夢物語ではない。

 「中日で注意する打者?

 和田とブランコ。リードオフマンの井端もいい打者だ」とホールトン。すでに中日の戦力も分析済み。15日は本拠地・福岡ヤフードームでダッシュや軽めのキャッチボールで調整。中7日で登板する大一番へ、油断も抜かりも、ない。

 [2009年6月16日10時24分

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