<阪神4-3日本ハム>◇16日◇京セラドーム大阪

 瀬戸際の一戦で阪神真弓明信監督(55)が大胆に動いた。3回に同点適時二塁打を放った関本に三盗を指示し、成功した。「動いてアウトになるのは逆効果になることは分かっている。でも、行くときは行かないと」。直後に新井が決勝2ラン。さらに金本も三盗を決めてチームを鼓舞した。

 「相手のスキを狙って走っていく。それで投手を動揺させて、攻略していく。(関本の場面は)なかなか思い切りがいるスチールだけど」。大技に小技を絡め、勝機を逃さなかった。だが主軸が奮起しての逆転勝ちも4回以降、ノーヒットに終わったことが不満だ。「追加点を取れず守りに入ったが、勝ててよかった」。最下位に終わった01年以来の借金10は免れた。苦境は指揮官自らの采配で乗り越えた。

 [2009年6月17日11時40分

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