<阪神7-2ヤクルト>◇3日◇甲子園
湿気ムンムンで重苦しい雰囲気が漂う甲子園で、クレイグ・ブラゼル内野手(29)が乾いた衝撃音を響かせた。打球は雨にぬれながら左中間最深部にズドン。まるで、85年日本一を導いた名助っ人バースが放った打球のよう。久々に現れた阪神の救世主が、気分をスカッとさせてくれた。
ブラゼル
プレート上に来たストライクは積極的に行こうと思っていたら、プラン通りのボールが来たんだ。最高の気持ちだね!
0-0で迎えた2回無死一塁。ヤクルト館山の初球、外寄り高めのスライダーを完ぺきにとらえた。連日弾となる7号2ランで先制点をゲット。チームの勢いを一気に加速させて2連勝に導き、ヤクルト戦の連敗も6で止めた。ぬかるんだグラウンドを踏みしめ、ゆっくりとベースを回る。「足もとが悪くて、早く走れないからね。ゆっくり走れて良かったよ」と喜んだ。
前日2日の中日戦(ナゴヤドーム)は1本塁打を含む2安打3打点を記録し、逆転勝利を導いた。好調の要因を問われると、しっかりラニー夫人をたてた。「奥さんの料理のおかげ。ホワイトソースの、チキンとブロッコリーのパスタが最高なんだ」。9月に出産予定の夫人はこの日、甲子園で観戦。7月8日に米国へ帰ってしまうが、勢いは止まりそうにない。【佐井陽介】
[2009年7月4日8時21分
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