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マー君に魔の8回、4失点で3敗目

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GG佐藤に勝ち越し適時二塁打を許した田中は大声を上げ、悔しがった
GG佐藤に勝ち越し適時二塁打を許した田中は大声を上げ、悔しがった

<楽天2-11西武>◇3日◇Kスタ宮城

 楽天田中将大投手(20)が8回10安打4失点で3敗目を喫した。7回まで散発5安打無失点と好投していたが、8回1死二塁から中村に同点2ランを浴びると、さらに3安打を許し2点を失った。野村監督通算1500勝目で勝利するなど、メモリアルの試合には強い田中だったが、野村監督74歳初勝利をプレゼントできなかった。

 失投ではなかった。低めのコントロールされたスライダー。だが、中村の打球は無情にも中堅フェンスの向こう側で跳ねた。「もったいなかったとは思うけど、結果を変えることはできないんで」。前回登板のラロッカに続く、4番に許した痛恨の1発。さらに重ねた失点に「あそこは同点で止めないと」と悔やんだ。3回まで42球、7回まで82球の完封ペースだったが、8回だけで42球。マウンドを降りた時には、大粒の汗が流れていた。

 6月3日の阪神戦でも7回まで無失点だったが、8回に突然崩れて3連続適時打を浴びて今季初黒星を喫した。20歳の豪腕にとって試練の時期だ。野村監督は「まだまだ知らない。投げ方も打ち取り方も。課題はたくさんある。大きく成長するための大事な時期だ、彼にとっては。覚える時だ」と若さを指摘した。本人もそれは十分に分かっている。「まだまだ甘い。でもここで考え過ぎると去年と一緒になってしまうので、反省するところは反省して、引きずらないようにしたい」と気丈に話した。

 チームは今季2度目の4連敗。借金も最多タイの「3」までふくらんだ。野村監督は「長いトンネルに入っちゃったな。マー君が唯一のあれだったのに。これで負けると、ますますトンネルが長くなる」と肩を落とした。先発2本柱の岩隈が離脱中の今、田中の成長曲線が再び上がることが、そのままチーム浮上へと直結する。【小松正明】

 [2009年7月4日8時25分 紙面から]


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