<日本ハム4-0ロッテ>◇10日◇札幌ドーム

 日本ハム多田野数人投手(29)が9回2死から大松に右前打を打たれ、ノーヒットノーランを逃した。あと1人でノーヒットノーランをフイにしたのは05年西口文也(西武)以来、4年ぶりプロ野球21人、23度目(ノーヒットノーランは73人、84度)。このほか、別所(巨人)小山(東京)安仁屋(広島)仁科(ロッテ)三沢(中日)チェコ(広島)吉見(横浜)らがいる。

 西口は02年にもあと1人で大記録を逃している。また仁科は83、84年と2年連続で9回2死から初安打を許した。

 多田野は結局プロ初完投を1安打完封で飾った。日本ハム投手の1安打完封は07年7月6日ダルビッシュがロッテ戦で記録して以来になる。この日バッテリーを組んでいたのは新人大野。新人捕手でノーヒットノーランを達成していれば、54年8月7日に近鉄の山下-原の新人バッテリーが高橋戦で記録して以来、55年ぶりの快挙だった。

 [2009年7月11日10時27分

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