<ロッテ3-1ソフトバンク>◇19日◇千葉マリン
首位を走っていた秋山ホークスが「松田ショック」を乗り越えられず、2位に転落した。18日に松田宣浩内野手(26)が右手首尺骨(しゃっこつ)を骨折し、新オーダーでロッテ12回戦(千葉マリン)に臨んだが痛恨の敗戦となった。4月末以来の2カード連続負け越しを喫し、7月5日から14日間守り抜いた首位の座を、この日試合が中止の日本ハムに明け渡した。
ソフトバンクが「負のスパイラル」からの脱出に失敗した。松田の負傷離脱翌日に首位陥落の現実が、重くのしかかった。三塁側ベンチから出てきた秋山監督の表情が険しいのも無理はなかった。
「松田がいなくなって、逆に頑張らないといけないのになあ」。右手首尺骨を骨折した「松田ショック」の次に「2位転落ショック」が、秋山ホークスを待ち構えていた。
ロッテの継投を崩せなかった。三塁手松田離脱のため、本来は内野手ながら左翼で出場を続けていたオーティズを三塁で起用。レフトには、1カ月ぶりの先発出場となる村松を入れた。だが、打線は6安打に封じられ、奪った得点は1点のみ。秋山監督も「あと1本がなあ。チャンスらしいチャンスもあまりなかったけれど」と、もどかしさを感じた試合展開だった。
緊急オーダーも、足攻めも不発に終わった。5回表1死一塁で、ラン・エンド・ヒットがかかったシーン。長谷川の中越え二塁打で、一塁走者の小久保が本塁憤死。川崎、村松による2度の盗塁も失敗に終わった。小久保は「(本塁憤死は)オレの力不足。クロスプレーにもならなかった。オレに(俊足の)城所の足があれば、セーフやったけど」と前を向いた。
開幕戦で右手甲を骨折した松田の復帰などを起爆剤に交流戦Vを飾ったが、その勢いに急ブレーキがかかった。4月24~30日以来の2カード連続負け越し。7月5日以来14日間守った首位の座は、勝率2厘差で日本ハムに譲った。パ・リーグ相手の勝敗も、28勝28敗1分と再び勝率5割に逆戻りだ。
秋山監督が言った。「とにかく、福岡に帰って頑張らないとね」。20日、本拠地・福岡ヤフードームに戻り、球団が「鷹の祭典」と銘打つイベントで、楽天を迎える。相手先発は今季4試合対戦し、3勝を献上している永井だ。球宴前、最後の3連戦。苦手右腕を乗り越えたとき、再び首位浮上のチャンスが回ってくる。
[2009年7月20日11時24分
紙面から]ソーシャルブックマーク




