阪神ジェフ・ウィリアムス投手(37)が退団の危機に追い込まれた。左肩痛を再発し、26日に1軍登録を抹消。6月下旬にも同じ症状でチームを離脱しており、短期間での2度の故障は深刻な状況を表している。来季の契約は未定だが、若返りを図るチーム方針もあり、在籍7年でタテジマ生活に別れを告げる可能性が高まった。
後半戦を目前に控え、真弓阪神に衝撃のアクシデントが発生した。この日、ウィリアムスの1軍登録が抹消された。理由は「左肩痛」の再発。西宮市の虎風荘内でリハビリを開始したが、全治や復帰のメドは不明だ。常川チーフトレーナーは「今後は様子を見て、判断したい」と不透明な見通しを語るしかなかった。報告を受けた真弓監督も「心配だ。肩のことだから、じっくりと治してほしい」と表情を曇らせた。貴重な中継ぎ左腕の不在は、チームに暗い影を落とした。
単なる「離脱」とは言えない。6月29日にも左肩関節炎のため、登録を抹消。7月16日に再登録され、中日戦に登板したが、自己ワーストタイの4与四球で2/3回KO。復帰2戦目となった20日、ヤクルト戦でワンポイントとして1/3回を投げたが、ここで再び同じ左肩に違和感を覚えた。前日25日の練習後に自らトレーナー側に「治療に専念させてほしい」と申し出た。契約期間が短い外国人選手が、自分から2軍での再調整を望むこと自体が異例。事態の深刻さを想像させる。
短期間で2度の離脱は、今後の選手生命にも悪影響を及ぼす。球団側では、来季の契約に関して、まだ方針を決定しない。沼沢球団本部長は「中途半端に1軍に上がるよりも、きっちりと治してほしい。来季のことはこれからだけど、まずは投げられる状況になってもらわないと…」と、まずは完治を望む発言にとどめた。しかしながら、今季限りで退団の可能性は高まった。
昨オフに結んだ2年契約では、2年目の選択権は球団側にあるバイアウト形式が取られている。来年で38歳を迎える年齢の問題や推定年俸2億3000万円という高額のサラリー。さらに同じ左腕の筒井が中継ぎで成長してきた。若返りを図るチーム方針もあり、来季の構想から外れることは濃厚だ。
残留の条件は故障の完治と、本来の投球が戻ることだろう。在籍は今年で7年目。阪神の外国人選手では、バッキーに並ぶ最長記録で来季は新記録がかかっていた。人気、実績ともに抜群の助っ人左腕が、極めて厳しい状況に立たされた。
[2009年7月27日11時18分
紙面から]ソーシャルブックマーク




