<ソフトバンク5-13ロッテ>◇6日◇福岡ヤフードーム

 ソフトバンクのドラフト1位ルーキー巽真悟投手(22=近大)が1軍初登板を果たしたが、試合後は2軍降格が決まった。5-12と大量リードを許した9回に出番が来たが、先頭の塀内に本塁打を浴びて1点を失う「ほろ苦デビュー」となった。

 巽

 初めて1軍のマウンドに立つことができたんですが、とにかく緊張で頭がいっぱいでした。

 7点差をつけられ、晴れ舞台にしては閑散とした福岡ヤフードーム。それでも1軍の緊張感は別格だった。大きく息を吐き出しても、体の硬さは抜けない。制球が定まらず、プロ第1球から2球連続でボール。高めに浮いた3球目の直球は塀内のバットに打ち砕かれ、右翼席最前列へと運ばれた。引きつったように口の端を上げ、苦笑いのような表情を浮かべた。

 後続の打者に対しても追い込んでからの決め球に苦しみ、1イニングに30球を要した。それでも井口に四球を与えた以外は走者を許さず、1安打1失点で食い止めた。それでも秋山監督の判断は1軍失格だった。「球に力がなかったら持っていかれるのが分かっただろう。それも経験だ」と成長に期待しつつ「巽を(2軍へ)落として柳瀬を(1軍へ)上げる」と入れ替えを決めた。

 [2009年8月7日11時54分

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