<西武1-4ソフトバンク>◇9日◇西武ドーム
ソフトバンクのエース杉内俊哉投手(28)が4度目の正直で、3年連続2ケタ勝利を手にした。西武打線を相手に7回3安打無失点。前回先発(2日、日本ハム戦)で5回2/3KOされるなど、10勝目前で3度足踏みしていた左腕は「10という数字の中で、長く感じたかもしれないけど、うれしいよ」と大台到達を素直に喜んだ。
1カ月以上白星から遠ざかっていても、冷静だった。最初のピンチは3回。安打と四死球で1死満塁の場面。打席に3番中島を迎えた。カウント1-1から、外角へ逃げるチェンジアップを打たせ二ゴロ、併殺を完成させた。「チェンジアップが有効に使えたね。あの0点が大きかった。ちょっとでもスキを見せたらすごい打線なので、気が抜けなかった」と、集中力を切らさず7個の0を並べてみせた。
7月4日の日本ハム戦で完投勝利し、早々と2ケタ白星にリーチをかけた。しかし、そこから勝てない。本人は決して口にしないが体調不良の影響もあった。07年8月以来となる3試合連続イニング途中でのKOも経験。それでもエースとしての答えは「何も変えない」ことだった。結果が出ないとすぐに調整法を変える若手が多い中で、グッと我慢した。
02年の入団以来、07年まで1年おきに2ケタ勝利した左腕は「隔年投手」と、やゆされた。しかしそれはもう過去の話。通算勝利数は同じ左腕の和田を抜く74勝となり、右肩リハビリ中の斉藤のチーム現役最多79勝も見えてきた。【倉成孝史】
[2009年8月10日9時19分
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