<中日8-2横浜>◇21日◇ナゴヤドーム

 横浜はお手のものだ。中日吉見一起投手(24)が6回2失点に抑え、ハーラートップタイとなる13勝目を挙げた。これで横浜戦は今季5戦5勝。昨年から続く同一カードの連勝記録も8に伸ばした。

 満足いく内容でなくとも、先発としての仕事を果たす。この日は2回に2安打を許し先制点を献上。5回にも2死から下園に甘く入った直球を右翼席に運ばれた。「先頭打者の四球とか、無駄なホームランが最近目立つので、もっとしっかり投げなければいけない」と口元を引き締めた。それでも連打を許さず、要所を締めるからこそ勝ち星を積み上げられる。

 首位巨人がヤクルトに敗れたため、ゲーム差は再び1・5に縮まった。25日からは直接対決。この日6回90球で降板したことで、27日の3戦目に中5日で登板する可能性も出てきた。順番通りならチェン、朝倉、川井。前回の巨人戦で打ち込まれた朝倉か、ここ3試合勝ち星のない川井を28日からのヤクルト戦に回し、吉見を投入することも考えられる。G倒ローテを再編し、一気に首位浮上を狙う可能性もありそうだ。【福岡吉央】

 [2009年8月22日10時26分

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