広島が、大黒柱のコルビー・ルイス投手(30)を9月1日からの中日3連戦でスクランブル先発させることが濃厚になった。30日の横浜戦(横浜)は降雨のため、2回裏を終わった時点で中止になった。先発ルイスは4者連続三振を奪うなど実力を発揮。2回無失点で28球しか投げておらず、中1日となる9月1日(浜松)での登板が濃厚だ。7ゲーム差の3位ヤクルトを追いあげる大事な9月。実力派右腕のフル回転で突破口を開く。
台風11号の訪れが、9月反攻の起爆剤になるかもしれない。横殴りの風雨がほおをたたきつけても、ルイスはマウンドで仁王立ちした。2回。石川を打席に迎えたところで、雨が強くなる。7球目を投げる直前。ぬれた球をユニホームで拭き、手をぬぐう。リリース時に手が滑る最悪の環境でもスライダーを投じ、空を切らせた。ノーゲームで4者連続奪三振も幻となったが、思わぬ副産物を得た。
ブラウン監督
(前日29日横浜戦で中1日先発した斉藤と似た起用も)可能性はあるよ。普通に考えると先発ローテの上の投手を多く投げさせるものだよ。だから、ルイスは中4日で回ってもらっているからね。
この日、試合が滞りなく行われ、ルイスが力投していれば9月最初のカードである1日からの中日3連戦に登板できない。降雨中止になったことで思いがけなくオレ竜にぶつけることができるようになった。ルイスは「こういう形になって、どうしようもない。調子は良かったけど、何と言っていいか分からない。僕は(短い登板間隔も)行けるけどコーチ陣が決めることさ」と冷静に前を向いた。
今後は中1日で9月1日中日戦(浜松)での先発が濃厚だ。今季は5月9日ヤクルト戦(松山)を皮切りに地方球場5試合で登板。3勝1敗、防御率2・08の好成績を残している。クライマックスシリーズ(CS)進出圏内の3位ヤクルトとは、8月4日につけられた最大13ゲーム差を「7」まで縮めた。頭上には4位阪神がいるが、残り32試合の戦い次第では逆転CS進出の可能性も消えていない。
ブラウン監督も「最近、いい試合のほうが多くなっている」と自信を深める。今季4勝14敗の中日戦には前田健や斉藤も登板予定。強敵に全力で立ち向かい、巻き返しの機運を高めたいところだ。【酒井俊作】
[2009年8月31日11時27分
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