<巨人4-1広島>◇27日◇東京ドーム
クライマックス・シリーズ(CS)へのチケットは、広島には届かないのか。正念場の対巨人3連戦に、先発3本柱を立てて挑んだがまさかの3タテを食らった。同時に、今季3度目の5連敗ともなり、ライバルのヤクルト、阪神にさらに水を空けられた。それでもマーティ・ブラウン監督(46)は28日からの対横浜3連戦(マツダスタジアム)で最後の意地を見せることを誓った。
ブラウン監督の表情は、いつもと同じだった。勝負をかけた対巨人3連戦にまさかの3連敗を喫し、胸中穏やかではなかったはずだが、努めて冷静に試合を振り返った。「この3試合、(先発の)3人はきっちりといい投球をしてくれた。打てなかったことにつきるよ」と淡々と話した。
ルイス、前田健、大竹の3本柱を投入しての大勝負も、打線が3試合で3点しか取れなかった。打線の援護がなければ、リーグ王者の巨人相手に勝てるチャンスは少ない。
打線では特に、フィリップス、栗原、マクレーンのクリーンアップトリオが3戦合計33打数4安打1打点と3人そろって大ブレーキになってしまった。
最近22打席ノーヒットと極度の不振に陥っている主砲栗原は「プレッシャーもあって、自分のバッティングが出せていない。考え過ぎなのか…」とうめいた。
フィリップスは26日の試合で途中交代して病院へ駆け込んだ。試合前から気分が悪く、試合中に嘔吐(おうと)したためだ。診察を受けた結果「急性胃腸炎」と診断され、薬を飲んで回復に努めた。この日の試合前「プレーは大丈夫だが、食欲はないね」と話していたが、3回には左ひじに死球を受けるなど散々で、3打数無安打。体調不良の影響かバットも元気がなかった。5番マクレーンは6回にヒットを放ったが2三振するなど不安定な打席内容が続いている。
佳境に入ったCS進出争いで、巨人戦3連敗を含め今季3度目の5連敗となった。ライバル、3位ヤクルトとは4ゲーム差、4位阪神とは3・5差に開いており、残り9試合での逆転は厳しくなった。
それでも、ブラウン監督は前を向いた。「確かに厳しい。でも、まだ(CS進出の)確率は残っている。また地元のマツダスタジアムに戻って頑張りたい。打線には開き直って打って欲しい」と、本拠地での横浜3連戦を見据えた。赤いユニホームに熱い声援を送るファンのためにも、まだギブアップとは言えない。【高垣
誠】
[2009年9月28日11時28分
紙面から]ソーシャルブックマーク



