オリックス次期監督に内定した岡田彰布氏(51)が2日、今季不振に終わった浜中治外野手(31)の再生に意欲を見せた。移籍2年目の今季は出場26試合、打率2割8厘、6本塁打、12打点に止まったが「まだ衰える年ではないやろ」ときっぱり。96年阪神にドラフト3位で入団翌年から手塩にかけてきた愛弟子の復活に自信を見せた。チーム強化へ“脱助っ人頼み”を信念とする新指揮官は、看板だった外国人野手4人衆のBIG4を解体も予告した。
まだオリックスの監督就任発表は行われていない。だが岡田監督は早くも愛弟子の再生に燃えていた。今季ほとんど2軍暮らしだった浜中について問われると「まだ衰える年ではないやろ」ときっぱり。来季32歳となる14年目の復活のサポートに自信を見せた。
岡田氏は2軍打撃コーチで阪神に復帰した98年から、入団2年目の浜中を見守ってきた。以来2軍監督、1軍コーチ、1軍監督として10年間、将来の大砲の成長を間近で見届けてきた。4番も張り、06年には金本との主軸で打率3割2厘、20本塁打をマーク。不振に陥った時は手を差し伸べ、浜中も「岡田さんのおかげ」と感謝してきた。平野とのトレードで浜中を放出した07年オフには「今のままではレギュラーでやれん」と厳しいゲキ。オリックスに請われて移籍する愛弟子が100%の力を発揮できていないと感じ辛口のエールを送っていた。
浜中再生にかける背景には、外国人頼みの打線を打破したい狙いがある。今季はローズ、カブレラ、ラロッカ、フェルナンデスのBIG4が目玉だったが、岡田氏は「4人もいらん。2人ぐらいで十分やろ」と断言。今季は4人全員が骨折するなど故障に泣き、成績も低迷したが、岡田氏は阪神監督5年間の経験を踏まえ「外国人に頼るチームは勝たれへん。1年は良くても長続きせん。昔の巨人なんかが証明している」と指摘。各球団の4番を集め、機動力を欠いたかつての巨人を反面教師とした改革に乗り出す考えだ。
不振のフェルナンデスは退団が確実。故障離脱中のラロッカはフェニックスリーグに志願参加して復調をアピールする意気込みだが、残留は微妙だ。新たな獲得にも否定的で、来季助っ人は、ローズとカブレラの2人を中心としたスリムな打線に様変わりしそうだ。
浜中に加え「なにわのゴジラ」こと、未来の4番候補岡田への期待も大きい。究極の理想は全員日本人野手を並べること。抜本的改革で常勝オリックスをつくりあげる。
[2009年10月3日11時49分
紙面から]ソーシャルブックマーク



