ロッテ瀬戸山隆三球団社長は19日、今オフの契約更改交渉で選手の年俸総額ダウンを示唆した。「当然厳しくなるでしょう。2年連続Bクラスという結果を踏まえているわけですから」と話した。昨年は球団の赤字が28億円まで膨らみ、監督、選手の高額年俸が球団経営を圧迫していた。その筆頭のバレンタイン前監督および外国人コーチやベニー外野手(37)らが退団したことで約7億円程度削減されたものとみられる。

 さらに主力選手でも結果に応じたダウン提示でさらなる赤字削減を目指す。石川晃副代表は「前監督の年俸を選手にという考えはない。チーム内のゴタゴタを差し引くとしても結果がすべて。個人的に頑張っていれば上がるだろうし、個別でしっかり考慮したい」と厳冬更改を口にした。球団経営の当面のメドとなる赤字20億円を目指すことになりそうだ。

 [2009年10月20日8時5分

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