北の国に強い2人で、初陣を取る!

 楽天は21日から日本ハムとのクライマックスシリーズ(CS)第2ステージ(札幌ドーム)に挑む。21日の第1戦に先発する永井怜投手(25)と、首位打者に輝いた不動の3番、鉄平外野手(26)は、相性の良い決戦の舞台での大活躍を誓った。日本シリーズ出場を目指すイヌワシ軍団は20日、多くのファンに見送られて仙台の地を飛び立った。

 いよいよ運命の戦いが始まる。この日、ナインはKスタ宮城で約1時間の最終調整を行った。CS第2ステージは先に4勝したチームが日本シリーズ出場権を得るが、リーグ優勝した日本ハムには1勝のアドバンテージが与えられる。楽天からすれば初戦を制し、初めて対等の立場になる。落とせない初戦のマウンドに立つのが3年目の永井だ。

 今季13勝を挙げて岩隈、田中と並ぶ3本柱に成長。今季、札幌ドームでは2戦全勝、防御率は2・70と、優勝チーム相手に好投を続けている。「連打のある打線なので、ランナーをためない投球を心掛けたい。なんとか1勝1敗にしたいです」。連勝したCS第1ステージでは出番が回ってこなかっただけに、蓄えたパワーを爆発させる。

 打線をけん引するのは、打率3割2分7厘で首位打者を獲得した鉄平だ。札幌ドームでの日本ハム戦では、8月20日に自身初となる2本塁打を放っている。「球場は特に意識はしないけど、悪いイメージはないですね。とにかく最初を勝たないと」。クールな安打製造器は、静かに闘志を燃やした。

 チームは練習後、空路で札幌に移動した。仙台空港では職員が手作りの横断幕を用意するなど、300人以上のファンが見送りに駆けつけた。空港ビルの三野宮定夫総務部長(65)は「帰ってくる時も、盛大にお出迎えしたい。絶対に勝ってきてほしい」。杜(もり)の都の熱い期待を背に、イヌワシ軍団が北の国に乗り込んだ。【由本裕貴】

 [2009年10月21日11時34分

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