今季限りで現役引退したヤクルト城石憲之氏(36)が来季、1軍内野守備・走塁コーチへ就任することが27日、分かった。近日中にも球団から正式に発表される。堅実な守備に定評があるほか、かつて選手会長を務めるなど人望も厚く、異例の抜てきとなった。公式戦で内野の守備位置すべてを守った経験を持つ適任で、引退の要因となった腰痛についても「状態は良くなっている」とノックなどにも支障はない模様。来月4日の秋季キャンプから、新人コーチとしてスタートを切ることになる。

 また来季組閣も固まりつつあり、今季1軍内野守備・走塁コーチを担当していた土橋勝征氏(40)が、2軍内野守備・走塁コーチへ配置転換される。来年はコンディショニングをトレーナーが管轄する方針で、これに伴い長田孝幸1軍コンディショニングコーチ(39)とは契約を更新しないことも分かった。

 [2009年10月28日7時4分

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