日本ハムが、未知の右腕の「ボール球」に狙いを定めた。第3戦の先発が濃厚な巨人オビスポと公式戦を通じて初対戦。当日の3日に野手ミーティングを行うが、持ち味で荒れ球の有効利用を攻略の活路に設定した。機動力、選球眼で揺さぶるプランで、敵地の初戦必勝を期した。

 小雪が舞った札幌から移動しての東京ドームでの前日練習。梨田監督は自慢のスモール・ベースボールを駆使する、具体的な構想を描いていた。「コントロールが悪い。ショートバウンドも多いと思うし、捕手が(捕球のため)ひざをついたりしたらスタートだとか、そういうのでチャンスを広げるしかない」。

 狙い球、コースが絞りづらいため、ミーティングでは暴投を確実に得点源とするための意思統一がテーマの1つ。さらにストライクゾーンの見極めの徹底も図る。スコアラートップの五十嵐チーフプロスカウトは「四球をどれだけとれるか。そうすれば足を絡めていける」と狙いを明かした。

 オビスポのクイックの速度は標準と見ているが、フォームが大きい点にも着目。清水外野守備走塁コーチも「うちの選手はスキを突くことはできている。心配ない」と、選手の判断による積極走塁に自信を見せた。150キロ超の剛球を持ち、パ・リーグには「いない」(梨田監督)というタイプで、困惑する可能性は高い。計算しづらいバットではなく、足と目と頭脳で、大勝負を仕掛ける。【高山通史】

 [2009年11月3日10時13分

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