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ハム毎回Hも「つなぎ」ほころび/日本S

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マウンド上に集まり喜ぶ巨人ナインを、無念そうに見つめる日本ハムナイン
マウンド上に集まり喜ぶ巨人ナインを、無念そうに見つめる日本ハムナイン

<日本シリーズ:日本ハム0-2巨人>◇第6戦◇7日◇札幌ドーム

 「つなぎの野球」「守り勝つ野球」が最後の最後にほころんだ。日本ハムは打線が巨人の6安打を上回る毎回の11安打を放ちながら、好機にあと1本が出ず完封負けを喫した。守備陣も、6回に稲葉篤紀外野手(37)がタイムリー失策で2点目を奪われた。第7戦に控えていたダルビッシュ有投手(23)にもつなげず、06年以来の日本一はならなかった。

 紙テープが投げ込まれ、大きな拍手が沸き起こる光景。だが、目指してきたものとは、少し違った。視線の先で宙を舞っていた背番号「88」は、オレンジラインのユニホームをまとった敵将だった。日本一奪回ならず。第4、5戦の2試合連発で敢闘賞を受賞した高橋も「巨人は強かったです。みんなMVPを取るような選手ばかり。ウチはつながらなければ勝てないですから」と力の差を認めた。

 毎回の11安打と好機は何度もつくった。リーグを制し、最後まで巨人を追い詰めた「つなぎの野球」。だが、重要なところでほころびが生じた。1回、先頭の田中が右前打で出塁。超満員のスタンドは早くもうねりが現れたが、続く森本がカウント1-0から送りバントを失敗した(捕邪飛)。今季リーグ最多タイ43個の犠打を成功させた「犠打王」が、大事な場面で犯した痛恨のミス。「あれは、残念でした。反省しないといけない…でもシーズン終わりなんですよね」と悔しがった。

 11安打も13残塁と、最後の一押しも足りなかった。5回1死二塁の好機には稲葉、高橋が2者連続の見逃し三振。二岡の左翼線二塁打を口火にクルーンを追い詰めた9回にも、最後は稲葉、高橋が連続三振で無残に散った。6回の守備では適時失策も犯した稲葉は「チャンスで打てなかったですし、得点に絡めなかったので反省しています。エラー? 早く目を切ってしまいました。初歩的なミス。僕で負けた。情けないキャプテンです」と肩を落とした。毎回安打で敗れたのが日本シリーズ史上初めてなら、2ケタ安打での完封負けも史上3度目という不名誉な記録。試合前にはスタッフが本塁を含む4つのベースに「清めの塩」をまいたが、1度も生還することはできなかった。

 07年11月1日、中日に完全試合で敗れた屈辱から2年。再びあと1歩足りなかった。それでも高橋は「非常に緊迫した試合ができた。(リーグ)チャンピオン同士の好ゲームができました」。誰1人、うつむくことはなかった。【本間翼】

 [2009年11月8日9時37分 紙面から]


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