横浜の来季新監督への就任が確実視されている巨人の尾花高夫投手総合コーチ(52)が8日、横浜からオファーがあったことを初めて認めた。札幌から帰京する際の新千歳空港で「(横浜から)話は来ています。原監督や球団にはそのことを伝えました。自分の意思もある程度、伝えています。(受けるかどうかの判断基準は)自分の中ではあるけど、それはここで言うことではない」と話した。

 これまではシーズン中ということもあり、横浜からの就任要請を一貫して否定してきたが、7日に日本シリーズが終了したことを受け、ようやく事実関係を認めた形だ。ただ、尾花コーチは「球団に迷惑がかからないように」と、交渉の具体的な日程などは明かさず、14日に長崎で行われる日韓クラブチャンピオンシップへの参加についても「球団が決めること」と話すにとどまった。帰京後の羽田空港でも最後まで無言を貫いた。

 週明けとともに横浜から巨人への正式なあいさつが行われ、交渉が本格化することになる。順調に進めば今週末には「尾花ベイスターズ」が誕生。新監督はその後、18日まで沖縄・宜野湾で行われている秋季キャンプに合流する。

 [2009年11月9日8時35分

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