横浜からロッテにトレードで移籍した那須野巧投手(27)と斉藤俊雄捕手(25)が15日、千葉マリンで入団会見を行った。那須野は背番号47で年俸2400万円、斉藤は背番号43で年俸950万円の1年契約を結んだ。

 茶髪で会見に臨んだ那須野は「キャンプインまでには黒く染めたい」と話した。今秋キャンプから1、2軍ともに「茶髪、ひげ」を禁止しており、早速ロッテ色に染まるつもりだ。投手としても「横浜では悔しい気持ちが強かった。心機一転、緊張感を持ってやれば、いい結果を出せると思う。キャンプ初日からブルペンでガンガン投げたい」と力を込めた。

 横浜では中継ぎだったが、ロッテでは先発のチャンスもある。新たな背番号47は、西武に移籍する工藤やソフトバンク杉内ら、左腕エースを象徴する番号。「恥じない投球をしたい」と気を引き締めた。同席した西村監督は「中継ぎでも先発でもいける。角度のあるボールが持ち味だから小さくまとまらないで欲しい」と、192センチの長身左腕に大きな期待を寄せた。

 また、斉藤は「里崎さんはいるが、いいところを吸収して負けないようにしたい」と新天地での活躍を誓った。【鳥谷越直子】

 [2009年11月16日9時8分

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