菊池フィーバーを想定して、西武渡辺久信監督(44)が“影武者”対策を検討する。注目のドラフト1位・菊池雄星投手(18=花巻東)には、キャンプなどでファンが押し寄せ、危険な状況に巻き込まれてしまう可能性がある。そこで菊池の影武者として、田中靖洋投手(22)を指名。黄金ルーキーを守るため、4年目の未勝利右腕が一肌脱ぐ。
練習で必死に走る田中の姿を見た渡辺監督が「菊池君に似ているから、影武者にいいんじゃないかな」と、ピンときた。184センチ、82キロの菊池に対し、182センチ、84キロと同じような体形で、若さの象徴であるニキビ顔でも共通する田中に白羽の矢を立てた。移動時に菊池のユニホームを着て、帽子をかぶってファンの目を惑わせる間に、菊池は安全に移動できるという算段だ。
影武者といえば、松坂が西武入団1年目のキャンプで、谷中の逃走劇が話題になった。菊池役に指名された田中は「似てないッスよ」と困惑気味だったが、渡辺監督は「問題は1軍キャンプに残れるかどうか」と、潜在能力を発揮できていない田中の奮起にも期待をかける。影武者作戦で、菊池加入による相乗効果も狙う。【柴田猛夫】
[2009年11月30日8時33分
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