オリックス岡田彰布監督(52)が29日、契約交渉が難航しているタフィー・ローズ外野手(41)の退団を想定していることを明かした。「オレは外国人には執着心がない。契約するなら戦力として考えるし、しないなら今いる戦力で考える。そういう話も打撃コーチとかとしている」と話した。

 この日、球団が27日に提出した保留者名簿からローズを外し、自由契約になったことが分かった。昨オフに1年契約を結んだ際、名簿の提出期限まで契約更新できなければ名簿から外れる条項が入っていた。12月2日の公示後にはローズと他球団との交渉が解禁になる。

 岡田監督は「なりゆきに任せるよ」と割り切っている様子。球団は最初の提示額から上方修正などしない方針で、今はローズ側からの返答待ち。今季推定年俸が3億2000万円プラス出来高だったローズの希望最低ラインと提示額は約1億円の開きがあるとみられ、球団に歩み寄る意思はなく、退団が現実的になってきた。【柏原誠】

 [2009年11月30日11時12分

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