日本プロ野球組織(NPB)の加藤良三コミッショナー(68)が7日、MLBのバド・セリグ・コミッショナーとボブ・デュパイCEOとの会談を終え帰国した。成田空港で、日米王者によるグローバルワールドシリーズの開催について「単に夢として掲げるのではなく、現実の課題として対応したいとおっしゃられた」と、セリグ・コミッショナーから任期(12年まで)中に実現したい考えを示されたことを披露した。

 そのためにも日本側では課題を洗い直し、プロジェクトチームの設立なども含めて、早急に対応していく必要があり、19日の実行委員会で12球団に対し経緯を説明する。また、両リーグ間の移籍などによるトラブルには、両コミッショナーが積極的かつ迅速に対応し問題解決することと、スカウトに行動規範を設けることなどを加藤コミッショナーから提案し同意を得た。セリグ・コミッショナーは7月のオールスターの際に来日が検討されている。

 [2010年1月8日7時48分

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