広島赤松真人外野手(27)がサッカー界の天才から刺激を受けた。喜田剛内野手(30)とともにグアム自主トレを終え、22日はマツダスタジアムで本格再始動。グアムでは家族旅行中のサッカー元日本代表MF小野伸二(30=清水)とジムで遭遇。休暇旅行中ながらジムで体を動かすという小野のプロ精神に、赤松は大きな刺激を受けた。常夏の地で心身ともにリフレッシュした男が、あらためて「盗塁王」を目標に掲げた。

 競技は違えど一流選手が放つオーラは刺激になる。この日、マツダスタジアムで練習を終えた赤松は、6~17日まで実施したグアム自主トレでの貴重な体験を振り返った。

 赤松

 サッカー選手の小野伸二さんに会いましたよ。ホテルのジムで。遊びで行っているはずだったのに突然、トレーニングしたくなったんでしょうか…。その意識がすごい。

 ウエートトレ中の想定外の出会い。日本が初出場した98年W杯フランス大会から、3大会連続で日本代表の中核を担った天才から「いつから来ているの?」と気さくに話しかけられ、オフにもかかわらず練習する姿に刺激を受けた。

 赤松は日焼けした肌で、この日はランニングやキャッチボールを軽快にこなし「万全の状態です」。常夏の地で午前は技術面を、昼食後はウエートトレを、そして夜はスイング漬けの日々を過ごした。喜田とトレーナーら計5人で、徹底的に鍛えた成果だ。体重は5キロ増だが、スピードは変わらない。2月1日から始まる沖縄春季1次キャンプのスタートダッシュへ抜かりはない。

 赤松は既に今季目標に盗塁王を掲げている。昨季は同僚の東出、梵と並ぶリーグ9位の14盗塁だが、成功率6割6分7厘。42盗塁でリーグトップだったヤクルト福地の同8割7分5厘には遠く及ばない。「成功することで監督や周囲から信頼され、走る機会も増える」。この日、Jリーグ清水へ移籍した小野は会見で「30歳、男はこれからだというところを見せられたら」と話した。心身ともに充実の27歳の赤松も、もちろんシーズンを突っ走る。【佐藤貴洋】

 [2010年1月23日10時6分

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