ソフトバンクの先発ローテション争いが26日、早くも熱気を帯びた。今季は開幕が昨季より約2週間早いこともあり、この日は西戸崎室内練習場のブルペンは大盛況。開幕ローテ入りを目指す大隣憲司投手(25)、岩崎翔投手(20)、小椋真介投手(29)らを筆頭に、中継ぎ陣に新人も含めた9人もの投手がブルペン入りした。

 08年11勝、09年8勝を挙げながらローテ入りを確約されていない大隣は、立ち投げで約30球。「去年と違って今年は肩ひじや体に問題ない。2月1日からしっかり動けるようにしておきたい」と、順調な調整ぶりをアピールした。

 3年目で初のローテ入りを目指す20歳の岩崎は、立ち投げで変化球を交え約90球を投じた。今オフ小久保、斉藤らの米アリゾナ自主トレに初参加し体重が4キロ増加した。「開幕ローテ?

 そこは入っていかないといけない」。体だけでなく一回り成長した姿を見せつけた。

 現時点では杉内、和田、ホールトンだけが開幕ローテ入りを確約されている。大隣らと残りの枠を争う岩崎は「大隣さんとかが投げているのを見ると刺激になる」と話した。中継ぎ陣でもベテランの水田が投げ込みを行うなど、春季キャンプ開始前からブルペンは緊張感に包まれていた。

 [2010年1月27日12時7分

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