ソフトバンク巽真悟投手(22)が秋山監督から「極秘指導」を受けた。ブルペンで125球の投げ込みを終えると、投球を見守っていた指揮官に連れられて室内練習場へ。報道陣がシャットアウトされ、すべてのカーテンが閉ざされた“密室”で35分間にわたる特訓を課された。

 場内では約10メートルの距離でネットスローをしながらアドバイスを受けたという。テーマは体重移動。「(投球時に)左の股(こ)関節へ体重が乗るように指導してもらいました」。昨季は1試合だけの登板に終わった2年目右腕は、助言を胸に刻んだ。秋山監督は「球に力が伝わってない気がしたから、伝わるにはこうした方がいいんじゃないかと話をした。気付いたことがあれば言うよ」と説明。緊急特訓は期待の表れでもある。目指すローテ入りへ、巽は「(第2クールも)ブルペンへ多く入っていきたい」と意気込んでいた。

 [2010年2月5日11時36分

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