ソフトバンク大場翔太投手(24)がローテ切符を求めて“開幕”のマウンドに上がる。18日、起亜との練習試合に先発することが17日までに決定。調整段階ではあるが「とにかく結果を残したい」と数字だけを意識した。

 チーム最初の対外試合。まっさらなマウンドが、大場にとっては緊迫感あふれる戦場になる。「変化球も直球も低めに集めたい」とテーマを掲げるが、重要視するのは内容より結果だ。ここまでフリー打撃、シート打撃登板で順調な仕上がりを見せ、し烈なローテ争いで好位置をキープ。昨季韓国王者を予定の3回できっちり抑えれば、1カ月後の開幕へ波に乗れる。

 試合は王貞治球団会長(69)が視察予定。07年ドラフトで6球団による抽選の末に、縁をつないでくれた。「王会長に、しっかり投げられるところをお見せできるよう頑張ります」と発奮を誓った。

 試合では大場を含めて巽、岩崎という“ドラ1トリオ”が3回ずつ登板予定。先発枠争いで大場に食らいつきたい2人も必死だ。岩崎は「明日は本当に大事な登板になる。持っている力をすべて出したい」と燃えていた。

 [2010年2月18日11時50分

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