<ヤクルト0-11西武>◇11日◇神宮

 右肩痛で出遅れていたヤクルト館山昌平投手(28)が11日、オープン戦で今季初登板した。2番手で5回から2イニングを投げ6失点したが、患部の痛みはなく、開幕に間に合うメドが立った。

 まだ本来の出来には遠いものの、直球は140キロ台中盤をマーク。「腕は振れていたけど、振り切れていなかった。その辺がもう少し。開幕に向けて、自分からストップをかける状態ではなかったけど、課題点は見つかりました」と振り返った。登板前後には投球練習で球数をこなしており、スタミナ面も「大丈夫でしょう」と話した。

 次回は先発で5イニングを予定。高田監督は「ピッチングそのものは良くないけど、2回を投げられたから。あとは張りとか出なければ大丈夫」。荒木投手コーチは「開幕まであと2回は投げてもらう。真っすぐはきていたし、経験のある投手。やってもらわないと困る投手だから」。完全復活とはいかなかったが、開幕に向けて前進した。

 [2010年3月12日8時21分

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