<中日1-3広島>◇26日◇ナゴヤドーム
広島先発の前田健太投手(21)が鮮やかな快投で、野村謙二郎新監督(43)に初勝利をプレゼントした。4年目で初の開幕投手。最速148キロの速球で押し、5回、和田に左中間へのソロ本塁打を浴びるまでは無安打の完全投球。8回1失点の好内容を「最初から飛ばしていこうと思っていました。(開幕の雰囲気は)案外普通でしたね。絶対緊張すると思ったけど、緊張しないし」と振り返った。
投手陣を引っ張る自覚にあふれる。オフは同じ高卒の2年目中田や新人今村を連れて食事に出掛けた。ある時、昨季ウエスタン・リーグ1試合の登板で打ち込まれた中田に問い掛けられた。
中田
投げると、結果を求めてしまうんです。
前田健
おれも1年目は2軍の試合でめっちゃ打たれた。でも、自分がどういうタイプの投手なのか、常に考えて投げていた。
1年目から、結果にとらわれず、冷静に将来の理想像を追い求めた。自らの経験談を話すことで、若手のヒントにしてほしかったのだ。この日、左前適時打を放つなど攻守で大活躍した前田健は言う。「先発は僕が引っ張っていくくらい、中心になります」。最高のスタートで、1勝目を手中にした。【酒井俊作】
[2010年3月27日9時27分
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