<楽天6-10ソフトバンク>◇3日◇Kスタ宮城

 またもエース狩り!

 秋山ホークスが楽天岩隈久志投手(28)から8得点を奪った。3試合連続の2ケタ安打をマーク。3日、4試合ぶりにオーティズ、小久保、松中の3人で組んだクリーンアップが計7安打7打点と猛威を振るった。今季は日本ハム・ダルビッシュ、オリックス金子と、各チームのエースを次々と撃破。今日4日は楽天先発の田中に襲いかかる。

 肌寒い仙台で、一塁側ベンチと右翼席のホークスファンだけは熱く盛り上がっていた。岩隈から8点を奪いKOすると、3試合連続の2ケタ安打で計10得点。乱打戦を制した秋山監督は「打線サマサマだよ」と声を弾ませた。

 「OKM」が計7安打7得点と火を噴いた。5試合連続で打順を組み替えている中で、この日は4試合ぶりにオーティズ、小久保、松中の3人で組む最もオーソドックスなクリーンアップに変更。小久保だけでなく、前後を打つ2人も打点を挙げて起用に応えた。

 3番オーティズは攻守で再三の活躍が光った。まずは初回1死二塁のチャンスで岩隈の外角低め直球をとらえ、右中間を破る先制二塁打。2回には苦手の外野守備でも輝きを放った。2死二、三塁で西村の左前打をつかむと、思い切り右腕を振って本塁へ返球。ギリギリのタイミングで二塁走者リンデンを刺した。判定に抗議したブラウン監督の退場を誘う形にもなった。

 5回は2死走者なしから14球粘った末に四球を選び、逆転につなげた。「自分でもよく粘れたと思う」。さらに7回には1死二塁で中前へ再び適時打。前夜も出歩かず翌日のデーゲームに備えていた勤勉な助っ人は「とにかく甘い球を仕留める意識でいた」と白い歯を見せた。

 5番松中も「らしくない」適時打で勝利に貢献した。5回2死二塁でフラフラと上がった小飛球はショート西村の前方にポトリと落ちた。3月28日の本塁打以来、今季2本目の安打となる幸運な適時打で1点を追加。試合前には前日2日から2日連続で球場隣接の室内練習場にこもって打撃練習。7回にも左前打を放ち初のマルチ安打。「今日は内容が良かった」と手応えをつかんだ。

 今季はダルビッシュ、金子、そして岩隈と各チームのエースを次々と撃破している。今日4日の相手は07年8月17日を最後に土をつけていない天敵田中だが、指揮官は「今日は打線に集中力があった。みんな気持ちが入っている」と期待する。今の勢いならば恐れることはない。

 [2010年4月4日11時34分

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