初のビデオ検証に立ち会った選手たちも、結果が分かるまでドキドキした一瞬を過ごした。有明攻撃の7回二死一塁から走者の永田晴輝内野手(3年)が盗塁を敢行。1度目のタッチは回避するも、勢いあまって永田も二塁から離れてしまい、その後のタッチ判定でアウトに。ここでビデオ判定を求めた。
一時試合が中断する中で、グラウンドに残った選手たちはつかの間の会話を楽しんだ。立命館宇治・小島千治二塁手(2年)は「ビデオ検証は初めてだったと思うんですけど新鮮というか、相手の選手とも話したりして、ビジョンに映る映像を見ながら『どうだろうね』みたいな会話をして、ひとつ楽しかったというのはあります」と話せば、立命館宇治・藤川昊大遊撃手(3年)は「有明のランナーの永田選手とビジョンの映像を見ながら「どうなんだろうね」「どっちに転んでもおかしくないよね」という感じで話をしていました」と振り返った。
判定が出るまでモヤモヤ。藤川自身も正直「『ちょっとわからないな』みたいな感じでした」と自信なさげだったが、1つのプレーをめぐって球場に詰めかけた観客が固唾(かたず)をのんで見守る様子は何にも代えがたい貴重な経験となった。「1回プレーが止まって球場も静かになるのも初めての経験。アウトになってよかったです」と話していた。

