楽天マーティー・ブラウン監督(47)が4番・山崎武司内野手(41)にハッパをかけた。開幕から不動の4番を務める山崎は今季ここまで打率2割7厘。代名詞の豪快な本塁打も4本と苦しんでいる。来週からの交流戦では、セ主催試合で指名打者制がなくなる。ブラウン監督は山崎について「基本、一塁を守るが、ライン(一、三塁)を守る選手は打ってナンボ。本人とも話している」とし、調子が上がらない際のスタメン落ちを示唆した。

 ブラウン監督は就任早々に「山崎4番固定」を明言するなど信頼が深く、定めた方針を変更することは本意でない。きまじめな山崎も「4番を張らせてもらっている以上何とかしないと」と責任を痛感している。8日からの日本ハム2連戦(函館)が正念場。監督は「彼自身も我々も、ファンも。みんなが打ってほしいと思っている」と大黒柱の復調を願った。

 [2010年5月8日7時43分

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