<ウエスタン:ソフトバンク7-12オリックス>◇8日◇雁の巣

 ソフトバンク松中信彦外野手(36)が8日、ウエスタン・リーグ、オリックス戦(雁の巣)で約9カ月ぶりの左翼守備につき、1軍昇格をアピールした。3番左翼で先発し、軽快な動きで左前打3本を処理。6回の打席後に交代したが「状況を見て就く」としていた守備で打撃のリズムも上向き、4打数2安打2打点と活躍した。

 5点ビハインドの1回裏1死二塁でスライダーをとらえ1点を返す左前適時打。5回は1死無走者で、フルカウントからの内角低めスライダーをすくい上げ、右越えに本塁打した。「結果を出すだけ。キャンプから鍛えてきているから」。敗戦したが、気迫が違った。鳥越監督は「近く(昇格は)考えていますけど(守備は)スタミナ面などいろんな意味で見たかった」と起用を説明。公式戦での左翼守備は昨年8月4日のロッテ戦(福岡ヤフードーム)で3番左翼として先発出場して以来で交流戦での復帰に向け着実に前進した。

 [2010年5月9日11時45分

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