<巨人1-3西武>◇12日◇東京ドーム

 ショック療法が効いた西武ディー・ブラウン外野手(32)が、貴重な決勝8号ソロを放った。同点の5回、ゴンザレスの初球スライダーを右翼ポール際に運んだ。打撃不振で、交流戦直前の試合で初めて先発から外されていただけに「この3日間が1カ月のように長く感じた」と悔しさをバットにぶつけた。DHではなく、初めて守備に就いて先発。8回には李の左翼ライナーに飛びつく美技を見せ「みんな不安そうな顔をしてたのがコミカルだったよ。守るのは打撃にもプラスになるから」と得意顔だった。

 [2010年5月13日8時50分

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