広島がオリックス大村直之外野手(34)と迎祐一郎外野手(28)の獲得を目指していることが14日、分かった。

 野村監督を新たに迎え、覇権奪回を目指した今季も投打の歯車がかみ合わず、5位に低迷。打線も不安定な状態が続き、カンフル剤として1軍経験の豊富な大村と迎に白羽の矢を立てた。特にプロ17年目の大村は今季、1軍で2試合出場で2打数無安打にとどまっており、長く2軍暮らしに甘んじている。しかし、通算1865安打の実績は申し分なく、球団もユーティリティーぶりを評価している。

 また、新外国人のヒューバーが不調で2軍落ちしており、右の強打者の補強はチームにとって大きな課題でもあった。右の迎は今季、1軍で3試合出場にとどまるが2軍では好結果を残している。31試合に出場し、117打数41安打で、打率3割5分、2本塁打。球団首脳は「意外にパンチ力もあるし、いい選手だと思う」と評価は高い。。

 交換要員には喜田剛内野手(30)長谷川昌幸投手(32)らが候補となっているとみられる。今後の交渉次第では、大型トレードに発展する可能性もある。

 [2010年5月15日9時15分

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