<中日4-1オリックス>◇16日◇ナゴヤドーム
中日のルーキー大島洋平外野手(24)が4連勝を呼ぶ決勝タイムリーを放った。0-0で迎えた4回無死満塁、重苦しい空気を打ち破ったのは新人らしい思い切りだった。初球の落ちる変化球を迷わず振り抜くと、打球はライナーで左前へ。待望の先制点で、一挙4得点への流れをつくった。
「重圧はなかったです。よし、チャンスでまわってきた。おいしいと思って打席に入りました」。交流戦に入って4試合中3試合で打点を記録。さらに、今季は大島が打点を挙げた試合は6戦全勝だ。「7番中堅」に固定されつつある大島が、好調なチームのラッキーボーイになっている。
開幕スタメンを勝ち取った大島だが、4月10日に2軍降格を告げられた。自分の打撃をさせてもらえず打点も挙げられなかった。「プロに入って一番驚いたのは配球です。例えば(投手が)不利なカウントでも平気で変化球を投げてくる。社会人とは根本的に違うなと思った」。打ちにいけば、狙いを外され、混乱していた。
ただ、2軍のナゴヤ球場で黙々と打ち込む間に考え方を切り替えた。「配球のことは考えたらきりがない。それよりも自分のスイングをすることが大事ですから」。満塁のチャンスで初球を迷わずに振れた。チャンスで「おいしい」と思えるようになった。開幕から2カ月、大島は着々と1軍選手としてのステップを上がっている。【鈴木忠平】
[2010年5月17日10時54分
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