<オリックス10-6阪神>◇21日◇京セラドーム大阪

 楽勝ムードが一転し、勝利の方程式を持ち出す、まさかの展開での勝利。オリックス岡田彰布監督(52)は怒りモードを全開だ。「勝った気はしない。(金子千は)どれだけ開幕からエースとして投げているの。5回であの点差になって、もっと楽にしないとですね」。関西弁ではなく標準語でキレた。

 阪神フォッサムの乱調に助けられ、3回まで8-0。だが5回、先発金子千は先頭新井を失策で出すと、金本、城島に連打。さらに1死から桜井に2ラン、葛城にソロと連続被弾した。「勝利投手(の権利)なんてやる必要ないわ!」。怒りの岡田監督はエースを4回1/3で降板させた。

 それでも指揮官は眼前の現実に冷静に対処した。6回1死二、三塁でベテラン菊地原をワンポイント投入。そこからは阪神時代に得意とした必勝リレーを展開し、平野-岸田-レスターの勝利の方程式「JHK」がパーフェクト投球。打線が7回2死から4連打で2点を奪い、何とか勝った。

 古巣との対決に岡田監督は「阪神?

 そんなん全然見てない。自分とこで精いっぱい。今日は野球ちゃうで。野球にならへん!」。22日の“関西ダービー”第2ラウンドをすっきり勝つまで、怒りは収まりそうにない。【押谷謙爾】

 [2010年5月22日8時31分

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