<広島3-0西武>◇24日◇マツダスタジアム

 夜の連勝街道がついに途絶えた。ナイター14連勝中だった夜の帝王こと西武岸孝之投手(25)が、広島相手に6回3失点ながら約1年ぶりにナイターで黒星を喫した。3回2死二塁から梵に浴びた2ランが重くのしかかった。「うまく打たれたけど、打たれたのは事実。連勝ストップ?

 別にいつかは…。ずっと勝てるわけじゃないんで」と淡々と振り返った。

 これで広島戦は自身4戦3敗。ナイター14連勝が始まる前に最後に負けたのも広島戦だった。そのことについては「投げる前から自分でも分かってた。でも去年は去年、今年は今年。今日(の反省)はボール先行と先頭を出したこと」と明確な敗因を挙げた。相性や偶然で負けを片づけたくない。そんな右腕のプライドがにじんだ。

 [2010年5月25日12時29分

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