ソフトバンクが、27日に国内FA(フリーエージェント)権を取得する川崎宗則内野手(28)に、今オフ複数年契約を提示する方針を固めたことが26日、分かった。笠井和彦オーナー代行(73)は「必要な戦力。(複数年を)球団として考えていく。かけがえのない選手。ずっとホークスでプレーしてもらいたい」と話しており、大型契約で引き留めに入ることになった。

 川崎は今年1月、国内FA権の行使について「可能性はあります。FAは自分の権利だから」と発言している。移籍前提のコメントではないが、1月にフロントが新体制となったソフトバンクにとっては川崎残留が今オフの大きなテーマ。また、川崎はメジャー志向も強いが、笠井オーナー代行は、ポスティングシステムを打診されたケースでも「そういう制度は考えられない」と認めない方針を打ち出していた。

 [2010年5月27日11時22分

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