ソフトバンク小久保裕紀内野手(38)が、出場選手登録抹消のピンチに見舞われた。26日、フリー打撃練習後に首の痛みを訴え、巨人戦を欠場。秋山幸二監督(48)は「このところ首の痛みを我慢していた。明日?

 治療になるだろう。明日、明後日と2日間あるから、それで様子を見て」と話し、数日間で症状が治まらない場合は、10日間の抹消期間で調整させる可能性を示唆した。

 東チーフトレーナーは「10日ほど前から痛めていた。今日の打撃練習で悪化した」と説明。小久保はこの日、病院に行くことなく、試合途中に都内のチーム宿舎に戻って安静に努めた。今季は25日まで51試合を全試合出場を続け、昨年も全144試合出場。主将としてだけでなく、バットでも打率2割6分9厘、10本塁打、37打点でナインをけん引してきただけに、離脱となれば首位西武追撃を狙うチームにとって、大きな痛手となりそうだ。

 その一方で、注目されるのが2軍調整中のロベルト・ペタジーニ内野手(38=韓国LG)だ。この日のウエスタン・リーグ広島戦(由宇)に3番一塁で先発出場。6回、広島永川勝の147キロ直球をバックスクリーンに運び、ここ2試合で3発と量産中。ペタジーニ本人が「今は試合感覚を養っている。結果が出てよかった」と話すように、本来の状態には達していないが、小久保離脱となれば期待が集まる。秋山監督は「(調整が)早いな。昇格時期?

 本人がいけると言えばね」と語り、早ければ29日中日戦(福岡ヤフードーム)から1軍合流する可能性すら出てきた。

 [2010年5月27日11時24分

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