<横浜1-4オリックス>◇27日◇横浜

 逆転なんてお安いご用だ。オリックスが12球団最安値のクリーンアップで横浜に快勝した。0-1の6回2死二塁から3番後藤光尊内野手(31)、4番T-岡田外野手(22)の連続二塁打であっさり逆転。アレックス・カブレラ内野手(38)が負傷離脱し5番にアーロム・バルディリス内野手(27)が入った主軸3人の合計年俸は、岡田彰布監督(52)も「格安のクリーンアップや」と胸を張る?

 9650万円(推定)。巨人の12億円や横浜の6億1000万円とケタ違いのコストパフォーマンスを証明した。

 T-岡田は左中間フェンス直撃の勝ち越しタイムリー。左足首ねんざから復帰4試合で15打数9安打9打点。年俸は1200万円と、1軍最低年俸1500万円に届かず、差額を日割りで受け取る。12球団で最も低年俸の4番は「(1軍に)いるだけでお金をもらえますがゲームで活躍する方がいい」と笑った。

 横浜に連勝し、借金は2に減った。岡田監督は「(借金ゼロまで)もうちょっとか。交流戦(残り)半分やし、そこで何とかな」と笑った。【押谷謙爾】

 [2010年5月28日10時49分

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