<日本ハム2-4阪神>◇29日◇札幌ドーム

 ダルビッシュキラー襲名だ。阪神新井貴浩内野手(33)が、日本ハム・ダルビッシュに3安打を浴びせた。2回の中前打に続き、4回無死二塁では三塁手のグラブをはじく内野安打。6回には左前打でチャンスメークし、勝ち越しのホームを踏んだ。7回にはダメ押しの右犠飛。これで対ダルビッシュは9打数6安打の打率6割6分7厘、2打点、1本塁打。「日本一のピッチャーから打ててよかった」と言った。

 走塁でも、揺さぶった。4回一、三塁の場面では、一塁走者として、ブラゼルの一塁への当たりに二塁へ全力疾走。一塁手の二塁送球が後頭部に当たって転々とする間に、三塁を陥れた。続く城島の三塁への当たりに、ちゅうちょせず本塁突入。鶴岡のブロックをかわして右足で同点とした。6回には今季3つ目の盗塁となる二盗にも成功し、勝ち越しのホームを踏んだ。

 燃えていた。アニキと慕う金本が4番に復帰し、30試合ぶりに開幕当初の5番で先発した。代役を務める中で、4番の苦しさ、責任を痛感した。何としてもサポートしたかった。4、5番コンビの復活を「よかったです」と喜んだ。

 これで、新井が打点を記録すれば11連勝。不敗神話を継続している。4番に指名されれば意気に感じ、5番に回ればアニキを全力で支える。新井がまた、存在感を際立たせた。

 [2010年5月30日11時35分

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