<ヤクルト12-6西武>◇4日◇神宮
ヤクルトが変わり始めた。西武に大勝し、交流戦はやっと3勝目で、本拠地神宮では5月1日以来の白星。先月就任した伊勢孝夫打撃アドバイザー(65)が4日からミーティングに本格参加。パ・リーグ防御率1位だった帆足を5回6失点でKOするなど、低迷の原因となった貧打ぶりを感じさせない圧勝だった。
ファンの「オガワ」コールに、帽子を取って応えた。小川監督代行が本拠地初勝利。チームとしても5月1日の横浜戦以来、約1カ月ぶりに神宮で白星を挙げた。「ホッとするね。応援してくれているファンがいるわけなので」と、大きな目を細くした。
打線が2ケタ安打2ケタ得点と爆発。試合前まで防御率リーグトップの帆足をKOした。5月23日に就任した伊勢打撃アドバイザーが、本格的にミーティングに参加。口を開いたのは最後の数分だけだったが、90年代の黄金期・野村政権で培った「ID野球」で帆足対策に尽力。3被弾で7回途中4失点した巨人戦(5月29日)のデータを用いて「どんなにいい投手でも甘い球はある」と基本の徹底を強調した。3回の青木の先制打は、カウント1-1から高めに浮いた直球を振り抜き、5回のガイエルの3ランも高めに抜けたスライダーをとらえたものだった。青木は4月18日以来の1試合3安打で3打点と、攻撃の核となった。
指揮官が代わり、3勝2敗1分け。連勝はないが、連敗もない。2ケタ得点は早くも2度目で、1試合あたりの平均得点も高田前監督の時の3・1に比べて5・3。「伊勢さんも含めて、いろんなことがかみ合ってきている」と小川監督代行。それでも、9回に4失点し「向こうも気分的に変わってくるでしょうから。切り替えて臨みたい」と気を緩めない。改革を着々と進める小川ヤクルトが、5日西武戦で初の連勝を狙う。【由本裕貴】
[2010年6月5日11時40分
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