<広島10-21オリックス>◇7日◇福山

 目を覆いたくなる展開で広島先発ジオ・アルバラード投手(32)がマウンドを降りた。悪夢の幕開けは初回2死。オリックスの先頭坂口を中飛、荒金を空振り三振に仕留めたまでは良かった。だが、続く後藤にカウント1-2からの甘いストレートを右翼席に運ばれた。チーム7500本塁打を達成されると、さらにT-岡田には高め変化球をジャストミートされ、打球は右翼場外に消えた。

 4回にも荒金に3ランを浴びた。両翼90メートル、中堅120メートルの福山市民球場とは言え、ピンポン球のように柵越えされてはたまらない。激しいヤジが容赦なく飛び交う。ジオは2カ月ぶりの1軍マウンドで4回7安打8失点。前回登板した4月9日の横浜戦で5回5失点で2敗目を喫し、2軍降格を言い渡されていた。

 6日の同カードで4四球が響き4回2失点で敗戦投手となった育成出身の左腕ソリアーノと代わり、ジオはこの日出場登録されたばかりだった。ウエスタン・リーグでは6試合に登板し3勝1敗と結果を残し「2軍で調整し、本来のピッチングが出来るようになった。サインなど学べたことも良かった」と、プエルトリコ出身の右腕が日本の水に慣れてきたはずだったが甘くはなかった。

 2回に石原に3ランが飛び出すなど、味方打線は必死の援護で食い下がった。

 ジオの炎上KOがオリックス打線大爆発の引き金に。6回には10連続安打され8失点。赤ヘル打線の奮起もむなしい大敗。借金は今季最多12に膨れた。

 [2010年6月8日10時12分

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