巨人内海哲也投手(28)が、リーグ戦再開の18日中日戦(東京ドーム)に先発することが濃厚になった。7日の楽天戦で7回無失点と好投し、交流戦での登板機会がなく登録抹消。中日戦に照準を定め、調整を続けてきた。15日、両翼ポールとセンターの間をダッシュで往復する登板3日前の調整を終えた左腕は「いつでもいける準備はできています」と、順調な調整をアピールした。

 中日戦は08年から2年間白星がなく、09年7月5日以来の先発になる。「相手は関係なく、自分の投球をするだけです。楽天戦での良いイメージと(空いた期間での)調整の成果を出したい」と意気込んだ。

 今季はヤクルトとの開幕戦を含めて開幕から4戦4勝で、前半戦ダッシュの原動力になった。交流戦は12勝12敗で終わった巨人は6月に入って先発投手の勝ち星はゼロ。今季2度目の“開幕投手”として負の連鎖を止める。

 [2010年6月16日9時47分

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