<広島5-1巨人>◇1日◇マツダスタジアム

 好調の巨人打線でも「マエケン」には歯が立たなかった。1番から6番まで全員が無安打。6月14発の阿部も、カード初戦で3本塁打を放ったラミレスのバットからも、快音は聞かれなかった。ストライクゾーンの球を打ち損じ、ボール球を振らされた阿部は「(1打席で)1球あるかないかの甘い球を打てなかった」と、唇をかんだ。

 防御率1点台の広島前田健から大量得点は望めない。いつもより慎重にボールを見極め、球数を多く投げさせる「消耗戦」に持ち込む作戦だった。しかし、結果的には117球で完投を許し、広島戦の連勝も8でストップ。原辰徳監督(51)は「粘って球数を投げさせることを1つのターゲットとしていたが…。相手が我々を上回っていたということ」と脱帽するしかなかった。

 この日でシーズンのちょうど半分にあたる72試合が終了した。4ゲーム差の首位折り返しも、ひと息ついている暇はない。2日からは本拠地東京ドームで2位阪神との直接対決。原監督は「半分と言っても感想は特にないですね。振り返るのはまだ早い」。ペナントレースの行方を占う大事な3連戦を前に一段と表情を引き締めた。【広瀬雷太】

 [2010年7月2日9時10分

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