<西武7-9日本ハム>◇1日◇西武ドーム

 日本ハム榊原諒投手(24)が、最大14あった借金を完済する今季初の6連勝を呼び込んだ。「チームが勝ってくれればいい、と思って一生懸命投げました」。幸運を呼ぶ「ミスター・スクランブル」は、この日も健在だった。1点ビハインドの5回にお呼びがかかった。先発金森が招いた1死一、三塁のピンチ。四球を与え2死満塁としてからが、真骨頂だった。くせ者佐藤へ2-2から大胆に内角攻めを披露した。低めへ絶妙なスライダーで、見逃し三振に仕留める。今季最長3回2/3を2失点も、42球をほぼ完ぺきに投げ切った。

 中継ぎでここ5試合に登板して4勝を挙げた。先発投手の故障、乱調での出番に限れば全勝と、チームが驚異の反攻を続けている象徴だ。

 昨季は開幕直後に先発を任されるなど10試合に登板も未勝利に終わった。2軍で苦しんでいた昨年の七夕の短冊には「1軍で活躍できますように!」と、したためた。1年もたたないうちに、願いをかなえた。それも白星を4個も並べている。

 今オフ、昨年12月に結婚したえり夫人と挙式する。えり夫人の故郷愛知で行うことになっている。「結婚式もするから、もっと頑張らないといけない」と気合十分の1年は突如、バラ色に変わり始めた。【高山通史】

 [2010年7月2日9時16分

 紙面から]ソーシャルブックマーク