<ロッテ7-2ソフトバンク>◇1日◇千葉マリン

 ロッテ渡辺俊介投手(33)は冷静だった。1回1死一塁で、3球目を投げる前にけん制球でリーグトップ35盗塁の本多を刺すと、流れに乗った。外の緩いカーブやシンカーを効果的に使い、連打は得点を許した6回だけ。9回2失点で、4月3日以来、今季2度目の完投で6勝目を挙げ「やっといいピッチングができました」と納得の表情を見せた。

 特別練習が実を結んだ。5月24日阪神戦(甲子園)の3回、捕手の城島にモーションを見破られ、二盗を許した。その後リズムを崩し3失点。防げたミスに納得がいかず、同28日に千葉マリンのマウンドを使って、一、二塁のけん制の動きをチェックした。顔の動かし方、投げるまでのリズムなど、投球の“間”を意識した。打者に集中すると一定のリズムで投げがちだが、「本多は絶対に走ってくると思った。ゆとりがないと刺せなかった」と言うほど余裕があった。

 ベテランの好プレーが流れを呼び、井口の2ランで先制するなど、投打がかみ合って6月2日以来の連勝。先制して勝つというロッテらしさが戻り、2ゲーム差で追う首位西武との3連戦に臨む。【斎藤庸裕】

 [2010年7月2日8時10分

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