<西武4-5ソフトバンク>◇17日◇西武ドーム
勝利への執念を感じさせる逆転勝ちだった。ソフトバンクは1勝8敗、6連敗中だった西武ドームで劣勢をはね返して初戦を制した。秋山幸二監督(48)も「ここまで来たら気持ちなんだ。気持ちが強い方が勝つ」と口調に熱がこもっていた。動いたのは、3回途中だった。追いつかれて、なおも2死満塁。先発陽耀勲を57球で見切り、甲藤を投入。「SBM48」そろい踏みは過去8度あったが、3回途中からは、もちろん最速。7番浅村を空振り三振に仕留め、一気に逆転を許さなかった。
甲藤は4回に失策やミスが絡んで3失点したが、勝利への集中力は途切れない。5回に金沢を挟むと、6回から2点ビハインドながら摂津をマウンドへ。8回に逆転すると、あとはファルケンボーグ&馬原に託すだけ。きっちりとゼロ行進で終盤の逆転勝利を結実させた。高山投手コーチも「この3試合は特別な試合。3つ全部取るつもりで行く。特別だから」と、「SBM」フル回転指令だ。
この日の試合前には王球団会長の母登美(とみ)さん(享年108)の訃報(ふほう)が飛び込んだ。8回に同点打を放った川崎は「そういう気持ちがみんなの中にあったと思う。会長のお母さんが勝たせてくれたのかもしれない」と神妙に言った。チーム一丸の勝利で、西武に1・5差と迫った。【松井周治】
[2010年8月18日7時37分
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