<日本ハム0-7ロッテ>◇19日◇東京ドーム

 ロッテ唐川侑己投手(21)が先輩の力をみせつけた。ピンチでも表情を変えず動じなかった。7-0の8回裏、先頭の中田に右前安打を許し四球も絡んで無死一、二塁。9番陽を中飛に打ち取り、続く田中を縦に大きく曲がる100キロ前後のカーブで併殺打に仕留め、難なく切り抜けた。4安打完封で5勝目。133球の熱投に、試合後は「疲労困憊(こんぱい)です。でも勝ててよかった」と涼しげな表情でほほ笑んだ。

 登板前日の18日、甲子園で母校の成田(千葉)が4強を決めた。「唐川2世」と呼ばれる中川が4連続完投。1回からテレビ観戦し後輩の活躍に「すごい」を連発。「今は充実してます。毎日が楽しい」と話した。ケガから復帰し野球ができる幸せに加え、明るい話題が絶えなかった。それでも後輩の完投ショーを見て「完投したいとはいつも思っている」。その言葉通り今度は先輩の面目を保つ投球を披露してみせた。

 相手はルーキー中村で、初の平成生まれの先発対決も制した。20日は母校が準決勝第2試合に登場。「ほんとに頑張って欲しい。応援します」とエールを送った。母校の力も得た21歳の若き右腕は堂々とした姿だった。【斎藤庸裕】

 [2010年8月20日8時44分

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